コロナのエアロゾル感染とは?エアロゾル感染はマスクで防げる?

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今回はコロナウイルスが発生したことによる「エアロゾル感染」という単語と、エアロゾルをマスクで防ぐことができるかを複数の記事から調べてみました。

「コロナウイルスとの共存。マスクをして距離を取りましょう。」

着用が当たり前になったマスク着用ですが、今ここに来て、飛沫感染だけではなく「空気感染」を想定した対策を講じるよう世界各国の科学者が声を上げています。

私達は咳くしゃみ、会話をする中での飛沫感染を防ぐ意味でマスクを着用しています。

ですが、世界の科学者たちは「マスク着用は飛沫感染防止の意味合いだけではなく、空気感染を防止する意味合いでも付けていることに気づいてほしい」と述べています。

コロナウイルスが発生してから出現した単語「エアロゾル感染」とは?

そもそも「エアロゾル感染」とは一般的な感染経路としての正式名称ではないです。

今回のコロナウイルスが発生してから大きく出現してきた言葉で、「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」「媒介物感染」とは違うと言われています。

一番意味合いとして似ていると言われる「空気感染」ですが、「空気感染」自体はいわゆる麻疹や結核のようなウイルスが長距離を移動する疾患のことを言います。

代わって「エアロゾル感染」ですが、唾液など飛沫よりもさらに小さな粒子が空気中を漂い、長距離を長時間ふわふわと浮かんでいる状態で空気を吸うことで感染すること、と言われます。

ただ、これも定義自体が曖昧で正直一般人の私達にはどこがどう違うのか、はっきりは判別できないのが現状です。

エアロゾル感染というよりは、もはや空気感染の認識でいるほうが近いかもしれません。

日本エアロゾル学会によると、エアロゾル自体の大きさは様々で空気中に浮遊する粒子(粉塵やPM2.5など)で、直径が0.001μmから100μmの粒子がそれにあたると言われています。

その中で、今回のコロナウイルスの対応をしたWHOが飛沫感染と空気感染を分ける基準として出しているのは以下です。

POINT

・直径5ミクロン未満の粒子による感染を空気感染

・それよりも大きな飛沫による感染を飛沫感染

上記の通り、WHOの2つの基準にはエアロゾルの粒子0.001ミクロン~100ミクロンの粒子がどちらにも含まれている。

つまり、どちらもエアロゾルに該当するので空気感染のリスクは十分にあるのではないか、という懸念が浮かび上がります。

そこで、冒頭に戻ります。

科学者たちがマスク着用の意味合いについて叫んでいたのは「いま、世界では全てにおいて空気感染のリスクがあるのだ。飛沫感染だけの対策では危ういのだ」ということを、皆さんに知って欲しいからだったのです。

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エアロゾル感染はマスクで防げるのか?

気になるのは「マスクをしてエアロゾルは防ぐことができるのか」です。

エアロゾル学会によると、以下になります。

繊維の隙間より小さい粒子はマスクのフィルターを通過する」は間違い

大事なことは「マスクのフィルター性能より、マスクの縁と顔表面との隙間からの漏れ(侵入)を少しでもなくすこと!

日本エアロゾル学会

ここで言うマスクとは、ドラックストアなどで購入できるメディカルマスクやサージカルマスクを指します。

ニュースなどのメディアで報道されている、粒子が小さいので繊維の隙間から通り抜けてしまうというのは間違いとしています。

このことについて、見解が記載されているPDFがありました。

では、どのように空気中の粒子がフィルターに捕集されるかですが、

その仕組みは「①慣性衝突、②さえぎり、③ブラウン拡散」の 3 つによるもので、細長い繊維の表面に粒子を付着させて捕集しています(図参照)。

このうち、ブラウン拡散は粒子のサイズが小さくなるにつれて優勢に働くようになります。

そのせいで、おおまかに言うと、0.1μm 程度ないしそれより小さい粒子では、多くの方の想像とは逆に、粒子が小さくなるほどフィルターに捕集されやすくなります。

また、一部のマスクに用いられているフィルターでは、静電気力により粒子を繊維に引きつけ付着させ易くする工夫がなされており、小さな粒子の捕集能力を高めています。

多くの場合、通常のマスクのフィルターであれば、小さい粒子を高い効率(明星が調査した Mask-1 の例 2)では、直径 0.025~0.21 μm の範囲で 97%以上の捕集効率)で捕集します。

このように「ウイルスやアレルゲンは小さいので、マスク繊維の隙間を通り抜ける」という説明は根本的に間違っています。

日本エアロゾル学会

私達が日頃ニュースで見ていた情報とは異なりますよね。

また、エアロゾルを吸い込む点について一番気をつけるべきは、マスクの着用の仕方にあります。

エアロゾルはフィルターの部分よりも、顔の隙間にできた空気の流れる道から入ってきます。

メディカルマスクやサージカルマスクも、顔の隙間を作らないようにすることで、エアロゾルの侵入経路を遮断することができますよ。

ところで、布マスクについてはどうなの?という声が聞こえてきそうですが、現時点で布マスクに関する有効性を示すエビデンスはないです。

ただ、咳エチケットという点については飛沫感染防止として推奨されているので、引き続き着用していきましょう。

空気感染の対策としては、換気の徹底、屋内の人数制限、2m以上の距離を取ることです。一人ひとりが意識していきましょうね^^

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マスクによる熱中症にも注意!

これからの暑い夏、ニュースでもマスクによる熱中症の危険が報道されていますね。

ただ、お子さんがいるご家庭では保育園や幼稚園・学校内での感染が危惧されますから、マスクを付けなくてはいけませんよね。

ウイルスと熱中症からお子さんを守るためにも、少しでも涼しいマスクで感染リスクを減らしましょう^^

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まとめ

エアロゾル感染という言葉は、今回のコロナウイルスから出現したものです。

明確な定義はなく、一般的な感染経路のように定着しているものでもありません。

どちらかといえば「空気感染」に近いものとして考えたほうがいいでしょう。

エアロゾル自体はマスクによって防止することができますので、マスク着用には顔の隙間をなくすように着用することが重要ですね^^

換気の徹底、密を避ける、人との距離を大きく取ることを一人ひとりが意識していきましょう!

<参考記事>やはり空気感染はあった?だとすれば対策の強化が必要

<参考記事>新型コロナで可能性指摘 「エアロゾル感染」とは?

<参考記事>日本エアロゾル学会HP

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